カロリーメイト沖縄味を目指して

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最近カロリーメイトプレーン味なるものが発売されたが、これに沖縄のフレーバーを混ぜればカロリーメイト沖縄味が作れるんじゃないだろうか。

カロリーメイト新発売の「プレーン味」


まさかのプレーン味

カロリーメイトを知らない人はいないと思うんですが、大塚製薬から発売されている栄養補助食品みたいなやつですよね。このカロリーメイト、チーズ味・フルーツ味・チョコレート味・メープル味などいくつかのフレーバーが出ていたのですが、最近新しい「プレーン味」なるものが発売されました。

気になって食べてみたんですが、ちょっと味はメープルに似ているような気もしますが、ほんのり甘くてサクサクしていて生地の味そのものを楽しめるような感じになっています。

で、「プレーン」とは辞書を引いてみると「味付けをしないで、あっさりとしたさま。」(大辞林)と書かれている訳で、味付けされていない…つまりこれに沖縄的なフレーバーを追加すれば「カロリーメイト沖縄味」がつくれるんじゃないかと思う訳です。

ということで、本日は沖縄を代表するようなフレーバーをカロリーメイトプレーン味に加えて、「カロリーメイト沖縄味」を作ってみようというお話です。


後ろが汚くてすみません。

今回用意したのは

・シークヮサー
・ルートビア
・ゴーヤーチャンプルーふりかけ
・スッパイマン
・ちんすこう
・フーチバーエキス

の全6種類です。次項から早速これらをカロリーメイトプレーン味に混ぜて沖縄味を作っていきたいと思います。

 

沖縄味ができるまで

カロリーメイト沖縄味を作る…いったいどのようにして?と読者諸賢は思っていらっしゃるかもしれません。

その方法はシンプルです。

プレーン味を
細かく砕きます

まずはカロリーメイトを細かく砕いて

ここでの沖縄味はシークヮーサー
そして混ぜる

そこに沖縄味ベースとなる食材を入れて、よく混ぜます。


最近息子が離乳食を始めただけど、そんな感じのビジュアルです。

よく混ぜたところで、再度シリコン型に入れて整形します。


事務所にはオーブンなんて上等なものは無かった。

それを焼いて固めることで沖縄味のカロリーメイトが完成する、という訳です。…色々間違っている気はしますがそこはまぁうちのサイト、cookpadとかじゃないので勘弁してください。


やや焦げた

本来ならばひとつずつ製造過程をお見せしたいところなんですが、見事なまでに絵面が同じでしたのでいきなり完成品から登場です。それでは各沖縄味の簡単な解説とともに試食をしていきましょう。

 

カロリーメイト沖縄味はいけるのか

それでは順番に今回の沖縄フレーバーの紹介と、実際にカロリーメイトにして食べてみた感想をお伝えしていきます。

 

シークヮサー

沖縄を代表する柑橘類といえば、やはりシークヮサーなんじゃないでしょうか。絞って飲んでもよし、刺身にかけてもよし、泡盛の水割りにちょっと絞って、など色々使いどころのあるシークヮサー。

今年は大変豊作過ぎて色々大変みたいですね。カロリーメイトシークヮサー味ができれば余ったシークヮーサー問題も解決!…という冗談はさておき、大宜味に行く機会のある方は是非シークヮーサーをお買い求め下さいませ。少しでも廃棄処分が無くなればよいなーと思います。

ではカロリーメイトシークヮサー味はどうなのでしょうか?


……。

味:ほぼカロリーメイト

シークヮサーの香りは少しあるんですが、ほとんどカロリーメイトの味です。あとシークヮーサーを絞った時に皮ごと絞ったので後味が若干苦い。もっとがっつり汁を入れればまた違うのかもしれませんが。

 

ルートビア

続いては沖縄の飲みものといえばルートビア。沖縄産でもないのにここまで沖縄の味として認識されてるって結構すごいことだよな、と思います。別名「飲む湿布」。

ではカロリーメイトルートビア味、いってみます。


後味が酷い

味:ほぼカロリーメイト。後味が湿布。

二個目にして分かったんですが、プレーン味と言いがちカロリーメイトの生地の味って結構しっかりしてるんです。割と味の強いものでないとカロリーメイトの味に負けてしまって、特長を出せないようです。

 

ゴーヤーチャンプルーふりかけ

ふりかけ
そのままではまとまらないので水を加えた

続いて沖縄の味といえば、沖縄料理代表「ゴーヤーチャンプルー」も忘れてはなりません。まぁそのまま混ぜると軽い惨事になりそうですので、今回はふりかけを用意しました。

さて、ゴーヤーチャンプルー味はどうでしょうか。


あ、これうまい。

味:しょっぱあまい。意外とうまい

これ多分まずいんだろうなーと思ってたんですが、うまい。ちょっと甘みのある生地を海苔とカツオフレークの味がうまく引き立ててます。…まぁゴーヤーチャンプルー要素が何所にあるのか分かりませんでしたけど。

 

ちんすこう

ちんすこう
粉に粉を

続いてはちんすこう。ちんすこうは小麦粉と砂糖、ラードから作られている訳ですがよく考えたらこれが沖縄版カロリーメイトのような気がします。まぁ食べ過ぎると色々な検査で引っかかりそうですけど。ちんすこうを砕いて、カロリーメイトと混ぜて水を加えて練り合わせました。

そのお味は…


ちんすこう…!

味:ちんすこう

完全にカロリーメイトの味にちんすこうが勝ちました。

 

スッパイマン

沖縄を代表する駄菓子である乾燥梅干し「スッパイマン」。あるときはポテトチップスになったり、またあるときはパンになったり、最近エナジードリンクが出たりとその活躍・コラボぶりは沖縄駄菓子界のキティちゃんと言えるかもしれません。


混乱する味

味:よくわからない

食べると口いっぱいに広がる、乾燥梅干しの味。それをやわらかくカロリーメイトの甘さが包みます。口の中で何が起こってるのかが一瞬分からなくなります。別にまずい訳じゃないですけどね。

 

フーチバーエキス

フーチバーエキス
淡い色あい

最後は沖縄特産フーチバーエキス。フーチバーといえば、そばに薬味として、山羊汁に臭み消しとして入ってますが、こちらはそのフーチバーをエキスにしたもの。グラスに入れてみるとやや薄い褐色でそこまでヨモギ臭くありません。しかし、ちょっとひと舐めしてみたら地獄のように苦かったです。

こちらを使ったフーチバー味カロリーメイトですが


苦い…

味:後味が苦いカロリーメイト

当然美味しいはずもなく、なんか最初は普通のカロリーメイトで、後味が妙に苦いというものができあがりました。このフーチバーエキス、まだまだあるので別の企画でも使ってみたいと思います。

 

長々書いて大したオチはありません。

さて、長々と沖縄味カロリーメイトを作ってきた訳なんですが、これ残念ながら結論としては「プレーン味はプレーン味でそのまま食べた方がうまい」ってことになるのかなと思います。

シークヮーサーあたりが本命かと思ったんですが、想定よりもプレーン味のもともと味がしっかりしているのと、再度焼いたことによって香りが飛んでしまいそこまで各味の特長がでてこなかったという印象です。


同じ事務所のアルクラボ氏

ちなみに同じ事務所で仕事をしているアルクラボ氏にも試食をしてもらいましたが、「どれもそんなにうまくないですね」とコメントを頂きました。

というわけで今回は「普通に食べた方がうまい」という、やる前から分かっていた結論で終わりますがタコライス味とかマンゴー味とかまだまだ沖縄っぽいフレーバーはあるわけで読者の皆様も気が向いたらぜひ、ベストな沖縄味を探してみて下さい。

一緒に大塚製薬に売り込みに行きましょう!

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