2015.08.21

あたらしい沖縄のお茶漬け 〜フルーツ編〜

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あたらしい沖縄のお茶漬け、第二弾。今回は沖縄の旬のフルーツを使ったフルーツ茶漬けに挑戦です。

あたらしいお茶漬け、再び

沖縄はこれから旧盆がやってきますが、全国的にはお盆も過ぎ残暑が厳しい日々となっているようですね。
暑い日は食欲も落ち、なんかこう、さらっとしたものが食べたくなります。
そうめんとか、お茶漬けとかお茶漬けとか。そう、お茶漬けとか。

お茶漬けといえば、以前やんばるたろう氏が『あたらしい、沖縄のお茶漬け』という記事で新たなお茶漬けの開発に取り組んでいました。これは沖縄のごはんモノにお茶漬けをかけるという流れでしたが、今回はその逆で、普通の白ごはんに沖縄のものをぶっかけてお茶漬けにするという試みです

なんでも愛知県一宮市に、お茶漬けとイタリア料理のお店『ニューヨーク』という突っ込みどころ満載なネーミングの喫茶店があり、そこの名物に『いちご茶漬け』というものがあるらしいのです。

ネットでいろいろ調べてみたところ、ニューヨークのいちご茶漬けは

・白米にフレッシュないちごがそのままのっていて見た目はデザートのよう
・お茶漬けと名前がついているが、かけるのはお茶ではなく牛乳ベースの洋風スープ
意外と美味しい

ということがわかりました。

ただのキワモノではなく、実際食べた多くの人から意外と美味しいという評価。
これは挑戦してみる価値があるのではないのでしょうか。
というわけで今回はあたらしいお茶漬け、再び。旬の沖縄フルーツ編をお届けします。
 

お茶漬けになってもらうフルーツたち

夏の沖縄の楽しみといえば、美味しいトロピカルフルーツ。
今の時期、市場やスーパーをのぞくとたくさんの新鮮フルーツたちが並んでいます。
そんななかから、今回の犠牲選抜メンバーに選ばれた面々はこちら。

fruit01.jpg
ピッチピチやで!

・スイカ
・パインアップル
・マンゴー
・グァバ
・島バナナ

どれも沖縄産のフレッシュなフルーツたちです。
ちなみにマンゴーは近所のスーパーで買ったら1玉980円もしました。980円もしたんです。


ほかほかごはんよ、君のいるべき世界はそこじゃない。

そして、今回お茶代わりとなる洋風スープ。
食べた人の感想として、牛乳ベースにブイヨン、チーズの風味が感じられるとのことだったので、クックパッドで材料を入力するとそれらしきレシピがたくさん出てくるので参考にしつつ洋風スープを作っておきます。

家にあるものですぐできる
牛乳を沸騰させないように注意


これオネーチャンのいる店で一万円とかするやつや

それでは、ほかほかごはんとフルーツとのマリアージュをお楽しみください。
なお、厳密には”お茶漬け”ではないのですが、喫茶ニューヨークさんに敬意を表して”お茶漬け”と表記することにします。
 

スイカ茶漬け

まずはスイカ。沖縄本島北部、すいかの名産地である今帰仁村産のジューシーな子です。
さわやかな甘さでシャリシャリとしていて美味しいですよね。

まずは一口。
...うん、リゾット部分が美味しいね!
スイカいらんやろ、という元も子もないことばが脳裏に浮かびましたがすぐにかき消し、気持ちを改めてスイカ茶漬けと向き合ってみました。

・食感はシャリシャリとして食べやすい
・箸休めと主食を一緒に食べている印象
・離乳食とかにいいかも
・真顔で最後まで食べきることはできる味

 

パイン茶漬け

お次はパインアップル。沖縄本島の東村で生産がさかんですね。
個人的に、よく熟れたピーチパインはマンゴーをも凌ぐ美味しさなのではないかと思っています。

・塩味×パインの組み合わせが酢豚に入っているパインを彷彿とさせる
・柔らかく熟した実だったので意外とごはんとなじんでいる
・パインの甘みでチーズの塩気が引き立てられている

 

グァバ茶漬け

続いてはグァバ。今回のラインアップのなかでは、あまり馴染みのないフルーツのような気がします。
ひと昔前なら、そこらへんの庭の木になっていて子どもたちがおやつにもいで食べたりしていたのでしょうね。

・種が邪魔!かたい!!
・独特のサリサリとした食感に違和感が残る
・サーモンピンクで色あいはきれい
・甘みが感じられず青臭い
どちらかといえばまずい
・実が若かったせい?完熟グァバならまた結果は違ったのかも

 

島バナナ茶漬け

ネクストバッターは島バナナ。
一般的なバナナと比べるとかたちは小ぶりで甘さは控えめ、ほのかな酸味があるのが特徴です。

・ごはんとの一体感がすごい
・ただ、トロッとしすぎて全体としての食感はあまりよくない
・バナナの甘みはあまり感じられなくなる
・ショートケーキのスポンジ部分を食べているような印象

 

マンゴー茶漬け

最後に、沖縄フルーツの王様マンゴー。宮古島などで生産が盛んですね。
他のフルーツにはないスペシャル感が、お中元や贈答品としても喜ばれます。
しつこいようですが、これ1玉で980円もしました。

・さすがにマンゴーの主張が強い!
・ごはんとの一体感はバナナとよく似ているがマンゴーのほうが食感がいい
・マンゴーの強い甘みとスープの塩気があいまって、全体としては案外まとまっている
・タイのスイーツ、カオニャオマムアンってこんなかんじなのだろうか
・1玉980円はやっぱり高い

 

フルーツ茶漬けは案外いける

というわけで、沖縄のフルーツを使った新しいお茶漬け。
総じて案外いける、というニューヨークのいちご茶漬けと同じ感想となりました。
ただし、よく熟した果実のほうが全体にまとまりが出るのでおすすめです。

個人的に順位をつけるならば

1.マンゴー > 2.パイン > 3.スイカ > 4.バナナ > 5.グァバ

という順番でしょうか。

 


全部のせスペシャルを家人の晩御飯に出したら戸惑いつつも完食していました

夕ごはんのメニューに迷ったときや食欲の無いとき、はたまたお子様のおやつに、是非フルーツ茶漬けをお試しください。
他にも「このフルーツでやったら美味しかったよ!」というコメントお待ちしております。

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