2019年の沖縄の産業まつりで気になった県産品をまとめてみる

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毎年この時期のお楽しみ「沖縄の産業まつり」が先週末に開催されました。今年はどんなものが出展されていたのでしょうか。編集部メンバーでそれぞれ気になったものをピックアップしてみました。

今年も「沖縄の産業まつり」の季節がやってきた

今年も「沖縄の産業まつり」の季節がやってきました。
ご存じ無い方のために補足しておくと「沖縄の産業まつり」とは、年に一度開催の沖縄の県産品が一堂に集まる県内最大の総合産業展。食品や泡盛をはじめ、化粧品、やちむんなどの伝統工芸品まで、ありとあらゆるものが展示即売される、大きな物産展のようなものだと考えていただければ分かりやすいかと思います。

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今年のテーマは『うちなーの未来をつくる県産品』
実は過去にも産業まつりの特集をやったことがあったのですが、見返してみると2011年のこと。

2011年の沖縄の産業まつりで気になった県産品をまとめてみる

それから8年の歳月が経過したわけですが、ブースに並ぶ物産の顔ぶれは時代とともにがらっと変わったのでしょうか?それとも変わらないのでしょうか?

ちなみに3年前の2016年には、ゲストライターのクダカさんが産業まつりの泡盛にスポットを当てた記事を書いてくれていますので、こちらも合わせてどうぞ。

産業まつりの限定販売泡盛がアツかった

そんなわけで、2019年の沖縄の産業まつり。DEEスタッフも各自、足を運んで会場内をくまなく回ってきました。
それぞれの「気になったものベスト3」を発表しつつ、県産品を紹介していきたいと思います。
 

mycoのベスト3

以前は毎年必ず行っていたのですが、最近では2〜3年に一度たまーに行く程度になっていた産業まつり。
訪れたのは、初日のちょうどお昼頃。久しぶりだしお天気も上々ということもあって、かなりワクワクした気持ちで会場に到着しました。

第3位:尚

まず気になったのは、第2会場で人だかりができていた『尚』のブース。

『尚』とは、通常1回のところ3回蒸留をかけて作った新ジャンルの泡盛で、八重泉や請福ら県内12酒造所が共同開発したハードリカー。詳しい説明については、こちらの記事をチェックしていただければと思います。

泡盛12酒造所が連携 3回蒸留「尚」誕生 業界活性化へ若手結束(2019年10月17日 - 琉球新報WebNewsより)

この産業まつりで一斉販売スタートということもあって、サキジョーグーたちで人だかりができていました。
車通勤なので試飲はできませんでしたが、同じ製法でもやはりそれぞれの酒造所で味わいに個性が出ているそう。パッケージもシンプルで洗練された雰囲気で素敵です。

ちなみに、先日ゲストライターの牧さんが記事を書いてくれた『イムゲー』も、それぞれの酒造所のブースで注目を集めていました。

 

第2位:担々亭

第2位はこちら。

思わず二度見してしまった見覚えのあるロゴ。
そう。あの絶品担々麺と炒飯で有名な、中城村のどローカル中華店『担々亭』が産業まつりに出展していたのです。これに関しては商品うんぬんよりも、担々亭が産業まつりに出展しているという意外性だけで2位に選んでしまいました。すみません。

担々亭のブースでは店舗でもお馴染みの炒飯やシュウマイの他に目玉商品として、チャーシュー炒飯やシュウマイが入った『中城弁当』なるものを販売していました。POPを見ると、“5年ぶりの「ありんくりん市」”とあったので、実は5年前にも出展していたんですね。知りませんでした。
 

第1位:沖縄デザインマンホール缶バッヂ

そして堂々の第1位はこちらです。

沖縄のマンホール等を製造している、沖縄鋳鉄のブースで見かけた沖縄デザインマンホール缶バッヂ。
輪投げに挑戦すると、缶バッヂをひとつ作ることができます。いい年した大人ですが、ここは迷わず「お願いします!」とブースに飛び込みました。ちなみに輪投げは簡単すぎてパーフェクトでした。

缶バッヂはデザインマンホール全国第一号である那覇市をはじめ、上記のデザインから選ぶことができます。色鮮やかなカラーのものに心ひかれつつ、さわふじ(サガリバナ)がデザインされた我がまち、西原町のマンホールを選びました。地味だけどいいの。

ブースの前には、カラーデザインマンホールの実物も展示されていました。ぴかぴかできれいだなー。
 

総評

以上、mycoのベスト3でした。
デザインマンホール缶バッヂには「おおっ!」となったものの、全体的に見ると個人的にはそれほど目を引くようなものが無かったように感じました。なんというか、以前はもうちょっと尖ったもの、挑戦したものがあったような...。ある意味、沖縄の物産もどんどん洗練されてきたということかもしれません。
でもなんだかんだ、食べたり飲んだりしながら会場内を冷やかして歩くのは楽しかったです。ちなみにこの日の歩数は9,000歩近く行ってました(普段は全然歩かないのですごいほう)。
 

miooonのベスト3

わたしも数年ぶりに訪れた産業まつり。こんなに広かったっけ?あとこんなに暑かったっけ?と2時間ほど滞在しただけでフラフラでした。まぁ楽しかったけど。
フラフラしながら気になった商品はこちら!

第3位:れとるとうふ

2019年の9月末にニュースになったときから気になっていた商品。

北山商店(沖縄県今帰仁村)さんと山城とうふ店(本部町)さんが開発した、島豆腐を常温で長期保存できるレトルト島豆腐です。

沖縄で食べた「島豆腐」がお土産として持ち帰れるように レトルト商品化 常温で90日保存可能(2019年9月27日 - 琉球新報WebNewsより)

名護に行かないと購入できないなーと思っていたのですが、ブースが出ていたので思わず購入。賞味期限が切れるまでに小ネタでその味などをご報告できればと思っています。

 

第2位:琉興銭拓の体験ゲーム

第2位は体験ものを。

鉄骨工事などを手掛ける琉興銭拓さんが、その事業内容を大いに生かした体験ゲームをやっていました。

明らかに手作りのイライラ棒は一瞬でアウトになる人が続出。

時間が合わなくてみられなかったのですが、小学校4年生以上なら参加できる鉄筋結束対決とかめっちゃ気になりました。しぶいぞ!

 

第1位:墓

第1位は2011年にも出てきていますが、
サイズも購入する覚悟も大きすぎるのです。

でも「お墓の中って階段みたいになってるんだー」とか県外出身者がなかなか垣間見ることができない世界を見せてもらえて楽しかったです。そして案外年配の人が多かった!

 

総評

ということでmiooonのベスト3でした。
以前はもっと小ネタパラダイスだったというか、ブースを借りるのに費用もいるはずなのに、この商品売れないだろうな...と心配になるようなものもいっぱいあったのですが、今回はほとんど見当たりませんでした。お商売としては合ってるのかもしれませんが、DEEokinawaとしては切なかったぞ!(無視して良い意見です)。
ちなみにマンホール缶バッチはわたしもやって、「まかべ・こめす・おおど・まぶに汚水」のマンホールをゲットしました。


4地域の特色を存分にいれたデザインが良い。ビキニ!

 

やんばるたろうのベスト3

やんばるたろうです。産業まつりはめちゃんこ混むので初日の開会直後に行くようにしています。新しい商品も楽しみなんですが、結構知り合いに会うのでそれが楽しみでもあります。結構屋台とかのメニューが気になる方なのですが、歩き回っているうちにどうでもよくなって帰ってしまうのが最近の悩みです。

さて、僕が見つけたベスト3はこちら。

第3位:島歯みがきつかみどり

最初はこちら。「島歯みがきつかみどり」。もう字面からしてすごいです。島歯みがきとは沖縄の塩を使った歯磨き粉らしいのですが、1回500円でつかみ取りができました(やらなかったけど)。

最近の産業まつりといえば、洗練した商品やスマートな企画が多くて、それはそれで楽しいのですが、個人的にはこういうぶっ飛んだことをもっとやって欲しいのです。

 

第2位:メイクマントートバッグ

僕は割とTシャツを1年通して着ているのですが、お気に入りのTシャツがあります。


コーレーグースを飲んでる写真です

それは県民誰もが知っているホームセンター「メイクマン」のTシャツです。このTシャツですが、沖縄デザインのTシャツで有名な「ハブボックス」さんが発売していました。もう1枚くらい欲しいな、と思った時には終売してて悲しい思いをしていたのですが、最近再び発売されたんですよ!


これはPARCOシティの店舗で撮ったやつです

速攻で子供と自分用で2枚買いました。

そして産業まつりのハブボックスブースで限定販売されていたのが、「メイクマントートバッグ」!!めちゃめちゃ欲しかったのですが、全然お金を持たずに会場に来てしまったので残念ながら買えず…。ぐぬぬ。

ハブボックスブースではTシャツも特価で販売されていたので、次回はちゃんとお金を握り締めていこう、と思った次第です。

 

第1位:屋台のメニューに「チーズハットグ」が

全然県産品関係無い1位ですみません。

沖縄の屋台って山羊汁からTボーンステーキまで、ひとつの屋台でものすごい品目をカヴァーしていることで有名です。この品目ですが、割と流行り物が反映されていることが多くて毎年楽しみにしています。昔は光る電球っぽい容器に飲み物を入れた電球ソーダが売られていたりもしましたが、今回はもちろんタピオカドリンクもありました。


となりがたいやきなのも味わい深い

そんななか、今回は「チーズハットグ」が参戦。串に刺したチーズに衣をつけて揚げたやつですよね。この微妙な流行の取り入れ方、嫌いじゃありません。きっと屋台のメニューで世相的なものが見えてくるのではないかと思っています。

食品は流行を積極的に取り入れていく中、くじ引きや風船割り、輪投げみたいなゲーム系は時間が止まっているのも味わい深いです。

総評

以上、やんばるたろうのベスト3でした。
前に2人がすでに述べてますが、随分垢抜けた商品が多くなってきた印象がありますね。それはきっと素敵な事なんですが、DEEokinawa的にはもっと泥臭い商品とかも多い方が楽しいなと勝手に思いました。
ちなみに会場ではもとぶ牛とケバブを食べたので、帰りの駐車場代が払えなくて焦りました。次回はもっとお金を持っていこうと思います。  

まとめ

というわけで産業まつりのレポート、いかがだったでしょうか。我々編集部のベストはともあれ、県産品が一堂に会してお祭りが開かれるというのはすごいことだと思います。地元だけじゃなくて観光客にもすごくお勧めのイベントなので気になる方は是非ともこの時期に沖縄に来てくださいね。

来年も懲りずにレポートするのでよろしくお願いします!

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