沖縄ミサイル看板コレクション

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沖縄でミサイルみたいなものを看板二しているものをちらほら見かける。あれは何なのか?沖縄各地に点在するミサイル看板を集めてみた。

「ミサイル看板」…といってよいのか分かりませんが(そもそもミサイルなのか)、沖縄でたまに下の写真のようなミサイルっぽいものが看板になってるやつ見かけませんか?

そんなに数はないと思うのですが、主に軍用品の払い下げ店の看板として使われているような気がします。いったいこれは何なのでしょうか?また県内にどれくらいあるのでしょうか?

なんとなくこれって沖縄っぽい風景だと思うんです。と、いうわけで沖縄各地に点在するミサイル看板を集めてみました。

 

J&A(浦添市屋富祖)

というわけで、まずは58号線沿いのJ&Aというお店から。

看板には「軍払下品」の文字が。


指が映り込んですみません

根元はコンクリートで固められて、なんか穴が空いてます。

上部はしっかり鎖で固定されている感じ。

看板について話を聞いてみたかったのですが、足を運んだ時にはお店が空っぽになっていました。調べてみるとネットショップはきちんと更新されているようなので、リアル店舗だけもう閉店してしまったのかもしれません。割と気になっていたお店だったので残念…。

 

高山砂販売所(那覇市末吉)

お次は軍用品店ではなく、まさかの砂販売所。よく見ないと分かりませんが…

建物の一部にミサイル看板がめり込むような感じであります。文字はすでに掠れて読みにくいですが、「砂・バラス・赤土」と書かれていたようです。

なんとなくですが、もともとミサイル看板があって、その後看板をちょっと出す感じで建物が建てれたっぽい感じがします。

屋根からちょっと飛び出た先端部分がちょっとキュートな感じに仕上がっています。J&Aのものと比べるとまわりに穴が見当たらず、こっちの方が先端が尖っています。

 

砂辺軍払い下げ品店(北谷町浜川)

続いて北谷町にある砂辺軍払い下げ品店。58号線沿いにあります。

ちょっと見づらいのですが、お店の看板の隅っこにくっつく形でミサイル看板が配されています。

先端の尖ってる部分は切り取られて、屋根のトタンがしかれている感じ。

かなり色褪せていますが、「下げ品店」の文字が見えます。おそらくお店の名前が書いてあったものと思われます。

お店で軽く話が聞けたのですが、この看板は「燃料タンクじゃないかねぇ」とのこと、またこのような看板は昔は結構あったよとおっしゃっていました。

 

兼久酒販(嘉手納町嘉手納)

最後は嘉手納にある酒屋さんのミサイル看板。「ビール・氷・たばこ」の文字が書かれています。

他のものとは異なり、このミサイル看板には羽根っぽいものが付いてます。

根元はこんな感じ。

後ろを見ると「永井古物商」の文字が。多分なんですが、もともと永井古物商という軍用品払い下げのお店があって、その看板をそのまま引き継いでいるのだと思います。

お店が夜からなので、詳しく話は聞けませんでしたが、興味深いまとめ記事がありました(【追記あり】沖縄で酒屋の看板になっているミサイルを発見したので由来を調べてみた)。このミサイル看板はマジモンのミサイル(ナイキJという地対空ミサイル)だということです。

こういうのを見ただけで分かるのはすごいですね…!ちなみに上記リンクの最後で「ミサイルは航空自衛隊の廃棄品から組み立てられて、それが問題になっているとローカルニュースで放送された」とあったので沖縄タイムス、琉球新報のデータベースから記事を検索してみましたが、該当する記事は見つかりませんでした。データベースが1997年くらいからの記事なのでもっと昔の話なのかもしれません。

 

ミサイル看板はまだある?

と、いうわけでミサイル看板コレクションと言いがち4つしか見つかりませんでしたが見つかったものをお届けしました。

他にも現存しているものをご存じの方、かつてはあったよ、という情報をお持ちの方がいらっしゃたらぜひ編集部にご一報頂けますと幸いです。

そもそもこれは沖縄っぽい風景なのか、あたりも含めて追加で調査を進めたいと思います!

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