自家製の月桃納豆を作りたい

• 自然
• 調理

• Tweet
• 

10月に沖縄野草で納豆を作れるかという記事で、沖縄のその辺にある野草の納豆菌で納豆を作りました。

シロノセンダングサと月桃とオオタニワタリから納豆を作った

結果的には納豆っぽいものができたけど、発酵がそんなに進んでいないこともあり、納豆っぽいけど微妙。という出来でした。

しかし月桃から作った納豆は匂いが月桃になったことから、記事には「沖縄納豆界に革命が起きるかもしれません」「月桃納豆がうまく出来れば沖縄の新名物になりそう」というコメントもいただきました。

月桃納豆がちゃんと完成したら、いったいどうなるのでしょうか。
わたしを含め、多くの納豆が食べられない人を救うのではないでしょうか。
納豆をいっぱい食べて、沖縄がまた日本一の健康長寿県を取り戻せるのではないでしょうかー！

あの記事以降、何度も納豆作りに挑戦しては敗れていましたが、とうとう月桃納豆が完成したので本日はその発表をしたいと思います。

まずは試行錯誤を見てくれよ

成功だけ書いてもいいんですが、何度も失敗したのです。何度も。何度も。
なのでまずはその苦労を忍ばせてください。

納豆作り2回目

↓温めて発酵を待った2日後

全然美味しそうではなかったんですが、食べてみたらゾンビの腐敗肉ってこんな感じなのかなという味がしました。ほんのひとかけらぐらいしか食べなかったのに、そのあと1日中具合が悪くなりました。

土壌菌サプリの会社をやっている友人から納豆に関する本も借りて読みました。
どうやら納豆によく似たものは広く東南アジア一帯で作られて食べられているようです。それも一番簡単なやつは枯葉も使わずプラスチックバッグの中に煮豆を入れて放置するだけ。空気中に漂う納豆菌だけで納豆は作れるという衝撃（たぶんずっとその場所で作っているので壁や天井に付着しているのが多いからだと思いますが）。
あと、納豆は腐ったらアンモニア臭がする（ここ大切！）ということなどがわかりました。

納豆作り3回目

↓温めて発酵を待った2日後

前よりは糸は引くけどまだ弱い...

納豆作り4回目

↓温めて発酵を待った2日後

パッサパサやないかい！

いちおうどのタイミングでもアンモニア臭はしなかったので腐っていないと判断して、どの納豆も味見してみてたんですが、大豆の神様に呪われそうなぐらい圧倒的に捨てました。まじでひと口が限界。

わたしの納豆はなぜできないのでしょうか。
月桃からは納豆はできないのでしょうか。

 

ヨーグルトメーカーでできたぞ

納豆ジャングルを彷徨うわたしに、救世主が舞い降りました。

自家製ヨーグルトを作れるヨーグルティアです。

なんとこの子、ヨーグルトだけじゃなく納豆も作れるらしいよ。

月桃さんいってらっしゃい！

↓温めて発酵を待った2日後

ふたを開けるとふわっと月桃のいい匂い。これこれー！

おい！

おいおいおいおい！！
すごい糸の引き！納豆できてる！

成功してわかったのですが、わたしがこれまで失敗していた理由は温度。
これまではホッカイロだけで温めていましたが、ヨーグルティアは45度を保ち続ける設定だったので、もっともっと温かくしないと納豆はできなかったんだなー。

 

果たして味は

1ヶ月半かかりましたが、ようやくちゃんと月桃納豆ができました。
では食べてみましょう。

ガタッ！！（思わず立った）

うわ！なっとう！！！めっちゃ納豆！
納豆独特の匂いは少なく、食べやすいような気がします。

しかし月桃の匂いはふたを開ける一瞬だけで、納豆そのものには移っていませんでした。
発酵が浅いときはもっと月桃ぽっかったので、どこかのタイミングで月桃の匂いが納豆臭に負けたのでしょうか。
あと市販のやつより、豆がふっくらしているとか、味がまろやかになった、とかもあると思うんですが、あまり納豆を食べたことがない私としては大きな違いはわからず普通の納豆の味がしました。

ふぅ...。
まぁですね。あれですね。いかんせん納豆が苦手なんです。しかも今日までに何度も作っては失敗し腐っているのか微妙な納豆を口にしていたので、この記事をやる以前よりも納豆の味に対して苦手度が増してしまったのです。納豆好きになりたかっただけだったのにな。

ただ、いろいろ読むと自家製納豆は、納豆が好きな人からしたら市販納豆よりも高級で美味しいと感じるらしいので、気になる人はぜひ月桃納豆を作ってみてほしいです。
月桃の匂いはしませんが、月桃納豆は美味しいと思います。たぶん。

• コメント
• Facebookコメント

• Tweet
•