• 幻のハンバーガーショップ「ビクモン」のTシャツの謎が明らかになった

幻のハンバーガーショップ「ビクモン」のTシャツの謎が明らかになった

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幻のハンバーガーショップビクモン。そのTシャツが売られていた話を紹介したが、企画・制作をしている方から連絡を頂いてその謎が明らかになったのでご紹介したい。

ちょっと前に「幻のハンバーガーショップ「ビクモン」のTシャツがサンエーで売られている」という記事を書きましたが皆さん覚えていますでしょうか?

おさらいしておくと「ビクモン」はかつて沖縄にあったファーストフードショップでかつては沖縄に30店舗くらいあったらしいです。沖縄市の一番街にあった最後の店舗が閉店したのが2008年のこと。

ところが、2021年の今になってサンエーでビクモンのTシャツが販売されていたのです(読者の方からの連絡でサンエー各店舗にある模様)。いったいなぜこのタイミングで?版権とかはどうなっているのか?謎は深まるばかり…と記事に書いたところ、なんとこのビクモンのTシャツを作ったという会社からメールが届きました!

ビクモンTシャツの謎を明らかにすべく早速お話をうかがってきました。

 

ビクモンの謎が明らかに

というわけでやってきたのは那覇市古波蔵にあるTシャツなどの企画・販売をしている「ベースミックス」さん。対応頂いたのはベースミックスの代表兼城さん(右)とデザインを担当している漢那さん(中)、そして販売を担当している株式会社ファッションヒロの崎原さんです。

―― 本日はよろしくお願いします!まずビクモンTシャツなのですが、いつから発売されているのですか?

ビクモンTシャツの企画は2019年から温めてたものなんです。販売を始めたのは去年の4月で、本格的にいこうかとなったのが今年からですね。

―― どういった経緯でビクモンをTシャツにすることになったんですか?

うちの企画の中に「沖縄文化シリーズ」というのがあるんです。文化というと食文化もあるし、生活の中の色々ものもあります。僕はアメリカの統治下時代も経験しているんですが、本土復帰くらいで色々なくなってしまったものが沢山あるんです。

そういったものをTシャツのモチーフにしよう、ということで一番最初は「ベストソーダ」のTシャツを作りました。

文化ということで他にも三線やミーカガン(水中メガネ)など色々展開をしていったのですが、その中でビクモンってあったよね、という話になって。そこからですね。

―― ビクモン自体はもう店舗は残っていないと思うのですが、版権だったり著作権的な問題はどうなっているのでしょうか?

もちろんきちんと許可を取っています。まずはどこがビクモンを経営していたのかについてきちんと調べました。ビクモンを経営していたのは山城時計店の先代の社長さんだったんです。


ベースミックスさんが作った資料

「ビクモン」という名前も山城勝という名前を英語(Victory/勝)とフランス語(Mont/山)で表現したものなんだそうですよ。

―― そうだったんですね!

山城時計店の山城社長からはロゴ等の使用について快諾頂いて、先代が作ったものがこうやって残るのが嬉しいとおっしゃって頂きました。

―― ロゴ等はまだデータが残っていたのでしょうか?

いえ。まず作ろうかというときにまずはネットなどで資料を集めて、そこから修正を加えてデザインをおこしています。当時は複数店舗があったのですが、看板屋さんが手がけているので、各店微妙に絵や字が違うんです。それを調整してTシャツの図案にしています。

ちなみにビクモンのデザインは統治下時代に沖縄の電通さんに頼んだらしいです。

―― ということは最初にやった「ベストソーダ」もきちんと許諾を得ているのですか?

もちろんです。そういったものを無視しているところもありますけど、うちではちゃんと許可を取っています。飲料だと他にも「ダブルコーラ」「ミッションコーラ」「RCコーラ」「ネスビット」などをTシャツにしたのですが、それも地道に連絡先を調べてお伺いをたてていますよ。地道な作業で大変ですよ(笑)。

―― 知りませんでした!ベストソーダTシャツはまだどこかにいったら買えるものなんですか?

まだサンエーさんに若干あったような気がしますね。大手メーカーさんだと外国に発注して1万枚単位で作って量販店にばらまく感じだになると思うんですが、うちはやりません。それぞれ販売する量販店単位でデザインを変えているんですよ。なのでサンエーさんで売っているベストソーダTシャツと他の量販店で売っているベストソーダTシャツはデザインが違ったりするんですね。

せまい沖縄なので同じものを売っても意味がないじゃないですか。各量販店でお互いの購買率をあげるような工夫もしています。


こちらは2008年に運動する子どもたちのために作った「Ryukyu Athlete」というブランド。大手スポーツメーカーと同じような素材を4分の1くらいの値段で販売している。


お土産でもらったDEEマスク。こういうのも併設された工房ですぐ作れるのだそうだ。

 

今後のビクモンTシャツの展開は

―― ところで資料を見ていて気づいたのですが、ビクモンって女の子のキャラクターもいるんですね

いえ。これは実は山城社長に許可を頂いてうちが企画して新しく作っているんです。

―― なんと!

そうなんです。もともとビクモンは男の子のビックボーイだけなのですが、女の子のビックガールを作ってビックボーイは「カイトくん」、ビックガールは「シマちゃん」という愛称も決めました。そして、ベースミックスとファッションヒロ、山城時計店で現在商標の手続きも進めています。

統治下時代のものは結構、商標登録がなされてなかったり、曖昧なものがあるんです。なので我々もお手伝いしてきちんと守っていこうということですね。


ビックガールを作ったのは漢那さん。

―― いずれビックガールがTシャツに、ということもあるわけですね!

はい。そういった展開もあると思います。

―― Tシャツの琉球文化シリーズは今後も予定はあるのでしょうか?

あります。でも、まだ調べているんです。ひとつひとつを調べて、版権元を探して、という形なのでまだ詳細は出せませんが「琉球文化シリーズ」なので子どもたちが着ても、それを見た大人が懐かしいと感じてそこからコミュニケーションのきっかけとなるようなそんなものを作っていきたいですね。

―― 今後もサンエーの衣料品コーナー、チェックしてみます!

 

今後も注目!ビクモンTシャツ

というわけで、ビクモンTシャツの謎が明らかになりました。ビクモンだけでなく今後の琉球文化シリーズの展開も楽しみですね…!

僕はといえば、ベストソーダTシャツやダブルコーラTシャツを探してサンエー各店舗を行脚してみようと思っています。今回取材させて頂い皆様、ありがとうございました!!

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