煮込み沖縄そばの可能性を考える

寒い冬と言えば煮込みうどんが最高だが、同じようなことが沖縄そばでもできないだろうか。

ここ最近の沖縄、めちゃくちゃ寒いですよね。生まれ育った新潟から沖縄に移り住んだ1年目の冬は「さすがに沖縄の冬は暖かい!」と密かに感動していたのですが、2年目からは普通に寒かったですし、何なら今はめっちゃ暖房つけています。

さて、寒い冬の食べ物といえば色々ありますが、あったかい鍋焼きうどんなんで素敵ですよね。煮込むことによってダシが染みこみ、もっちりとうどんの麺がたまに無性に食べたくなる時があります。

と、そこで思ったのですが沖縄そばを煮込む「煮込み沖縄そば」という選択肢が沖縄にはあるのではないでしょうか。本日は煮込み沖縄そばの可能性について考えてみたいと思います。

といっても、沖縄そばのダシで沖縄そば麺を煮込むだけなんですが…。

一般的に販売されている沖縄そばすでに茹でられたゆで麺で、麺に油がまぶされています。普段はさっと麺を湯通しして、温めたダシに入れて沖縄そばの完成ですが煮込むことで沖縄そばはどうなってしまうのでしょうか。

こちらが「煮込み沖縄そば」でございます(麺だけだと寂しいのでカマボコ乗せました)。

うん…。マズくはないんですが、中華麺を茹ですぎた独特の匂いがします。多分沖縄そば麺に使われているかんすい的なやつなんですが、ちょっと気になります。

麺にしっかりダシが染みこんでるのは悪くないので、何かしら工夫が必要そうな気がします。

 

生麺タイプはどうか

では麺のタイプを変えて、生麺タイプのものでも検証してみます。最近の沖縄そば屋でも生麺の沖縄そば(油をまぶさないやつ)も多くなり、スーパーなどでも生麺が買えるようになっています。

さすがにそのまま煮込めないので、一旦茹でた生麺がこちら。ゆで麺に対して結構コシがあります。こちらを煮込んでみましょう。

さて、生麺の煮込み沖縄そばはどうだったかと言えば…やはりかんすいの匂いが結構気になります。ただ、コシがあるので食感は良い感じ。生麺は茹で時間が調整できるので、もっと短い時間茹でてぬめりを取ったあとに煮込むみたいなテクニックでもうちょっとうまく行きそうな気がします。

 

じゃあ乾麺はどうだ

最後に乾麺についても試してみましょう。

麺のパッケージには茹でたあと油をまぶすように書かれていますが、今回は油はまぶさずそのまま煮込もうと思います。

さて、乾麺タイプの煮込み沖縄そばですが…ちょっとビックリしたんですが全然かんすい臭くないのです!煮込むことでダシも染みこんでうまい具合に仕上がっています。惜しむべきは乾麺タイプは麺が細いのでうどんみたいなもっちり感が味わえないことでしょうか。

というわけで、煮込み沖縄そばの可能性を考えてみました。ゆで麺、生麺ももうちょっと工夫すれば何かしらうまいこと行きそうな気もしますし、使うダシをもっと工夫したり、具材を入れたりすればもっと煮込み沖縄そばの可能性が見えてくる…そんな気がします。

昨日が最高に寒くてこの企画を思いついたのですが、今日はうって変わってぽかぽか陽気。めちゃくちゃ汗をかきながら作った煮込み沖縄そばを食べています。沖縄の冬、どうなってんだよ。

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