2026.07.22

びっくりハウス vol.3 壁を這うツタが龍になったお家

住む人の遊び心やこだわりが詰まった、そんな"びっくりハウス"を紹介するこの企画。今回は、壁を這うツタが龍になっているお家を訪ねました。

これまでDEEokinawaでは、街で見かけたおもしろいお家を紹介してきました。

石敢當が大きすぎる家
(*現在は大きな石敢當はありません)
素人おじさんが描いた大壁画の家

今回見つけたのはこちらのお家。

コンクリートを這うツタで龍を作っているお家

それがこちら。
ご自宅正面にある壁に這っているツタが二匹の龍に!

反対側から見てみましょう。
正面を向いて右側の龍は立体感すらあります。

どこもかしこも綺麗に刈り込まれていて、目玉や歯もあります。

左側の龍。サイズは小さめですが、空を優雅に泳いでいるような躍動感があります。

作者さんに話を聞きました

「すごいね!」と子どもたちと眺めていると、作者である家主さんが帰ってこられたので話を伺いました。

「これはもともとこうしようっていう構想があったわけではなくてさ」と、作者であるこのお家の方。

「この草はやっかいものさ。放っておいたらどこまでも生えてしまうから、どうにかできないかなと思ったのがはじまり」

「大きく育ったものを刈り込んだわけじゃなくて。こういう壁に這っているツタを見て、龍みたいだなと思ったのが最初。」

「大きい方がいるでしょ。これは完成までに15年かかっている。」

15年!

「立体にするのは結構大変。台風にも弱いから台風が来たらこっちは網を被せるよ。ちょっといまは虫に食われてしまっているね。」

「伸びるのが早いから、手入れは2、3日に一回。バリカンとかカッターで手入れをする。すぐ伸びてしまうさ。形を作るのは難しくないよ。脚立でやらないといけないのが大変。爪とか目玉とかは遊び心でつけたさ。」

「車が通るからさ、近所の人に伸びてるよ!って言われたりするから、手入れしないとなと思う。ぜんぶひとりでやってるよ。」

「こっちは時間がかかっていないよ。5年ぐらい。」

5年!

「上の方に伸びているでしょ。あれも龍にしようかと思っている。」

「どんな風になるかはまだわからんよ」

ということで、ツタで龍を作っているおうちでした。やっかいものと言われるツタを、15年かけて龍へと育てた遊び心と完成度。お見事としか言えません。家の上にも新しい龍がどんな風に現れるのか楽しみです。

場所はうるま市の宇堅公民館の近く。個人のお宅なので見学の際は敷地には入らず、近隣の迷惑にならないようご配慮ください。タイミングが合えば、家主さんが気さくにお話ししてくださるかもしれません。

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