2014.07.03

壺屋博物館の「雷殺」石を見て来た

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那覇市の壺屋博物館のtwitterの投稿が先日話題になった。その投稿とは「朝、出勤したら石に真っ赤なペンキで「雷殺」と書かれた石が玄関前に置いてあったことがありますか? 」。!!!めっちゃ怖い。ということで現場に行ってきた。

6月中旬、那覇市立壺屋焼物博物館から思わずおののいてしまうtwitterの投稿がありました。
それがこちら

ある朝、玄関に真っ赤なペンキで「雷殺」と書かれた石!

しかも投稿はこれで終わりませんでした

ある朝には、ひな人形!

めっちゃ怖い!

いったい、壺屋焼物博物館で何がおこっているのでしょうか。
伺ってきました。

困惑する壺屋焼物博物館

そもそも壺屋焼物博物館は狂気じみた博物館ではありません。
名前の通り、沖縄の焼物をテーマにしている博物館です。

博物館がある壺屋は、琉球王朝時代に各所にあった窯元を集め、焼き物(やちむん)の街、陶芸の街として発展しました。
それは現代になっても変わらず、やちむんを買いに壺屋を訪れる人も多いのではないでしょうか。
赤瓦屋根の家も多く、趣きがある素敵な街です。

そんな壺屋博物館に、4年ほど前「雷殺」と書かれた石が玄関前に置かれたそうです。


ポンと玄関に置かれていたそう

困惑しつつも、入り口には置いておけないのでひとまず裏口へ。


雷殺は20cmぐらいの石でした


それからずっと置かれたまま

最初は驚いたものの、その後は特になにも起こらなかったこともあり博物館の人たちもすっかり石のことは忘れていたそうです。
しかし今年の6月18日に新たなことが起こります。

 

ひな人形が置かれる

博物館の3階裏には閉館時も外からも入れるニシヌメーと呼ばれる拝所があります。

その拝所横のガジュマルの木の下に、ある朝派手な何かが。


木の板でできたひな人形

壺屋博物館の3階では数日前までユッカヌヒアート展という旧暦5/4日のこどもの日にちなんだ作品展が開かれていたので、最初はその展示会の忘れ物だと思ったそうです。

しかし、展示会の人たちのものではなく、これも出所がよくわからないそう。

雷殺石と同じようにひとまずはこのまま置いておくそうですが、ここは博物館であり人形の供養場として集まってくるようなことがあれば考えものだなーとおっしゃっていました。

 

投稿が話題になって

博物館の人の話によると、ひな人形が置かた日に前の出来事を思い出し、なんとなくtwitterに投稿したそう。
それがどんどん拡散してし話題になって驚いたそうです。
当日はYahoo!の検索の急上昇ワードに「雷殺」が7位まであがったとか。


大作家ダニエル・キイス死去の次に雷殺!

それから数日は見ましたと来館してくれる人がいたものの、雷殺石もひな人形もどちらも謎は謎のまま特に進展はないということです。

ということで誰がなんのために置いたのかは不明ですが、何も起こらなければどちらもこのまま博物館にそっと置かれたままになりそうです。

うーん、不思議。
でもやっぱり怖いので、こういうのを置く遊びが沖縄で流行らないことを切に願います。

壺屋博物館のこれからのイベント

では最後に壺屋博物館の今後のイベントを紹介します。
せっかくなのでイベントと一緒に話題になった雷殺石とひな人形も見に行ってみてはいかがでしょうか?

うつわはもっと直感的に自由になれると、息子の頬についたご飯粒が言った

現代沖縄陶工展 小泊良
期 間:2014年7月8日(火)~7月21日(月)
会 場:那覇市立壺屋焼物博物館 3階企画展示室
主 催:那覇市立壺屋焼物博物館
入場料:無料
説 明:沖縄県内で活躍する陶芸家を紹介するシリーズ企画展「現代沖縄陶工展」。
今回は今帰仁村で作陶する小泊良氏をご紹介いたします。
1970年静岡県生まれ、沖縄在住26年目の小泊氏。
沖縄の自然の色彩と、土のぬくもりが融合した作品を展示いたします。
7月12日(土)14時~ 小泊良さんご本人によるアーティストトーク 7月15日(火)より一部展示入替があります。

7月8日=なはの日 特別無料開放

期 間:2014年7月8日(火)
会 場:那覇市立壺屋焼物博物館をはじめとした那覇市4施設
入場料:無料
説 明:なはのまちづくり、地域の活性化を目的として、「7月8日=なはの日」に那覇市歴史博物館・那覇市立壺屋焼物博物館・識名園・玉陵の無料開放を行います。
ぜひこの機会にご来場下さい!
なお午前中にやちむん通りのみんなで南ヌ窯の大清掃をおこないます。
一年に一回の大清掃事業。博物館スタッフも総出でがんばります。

那覇市立壺屋焼物博物館

沖縄県那覇市壺屋1-9-32
電話:098-862-3761
開館日:10時~18時(最終入館は17時30分まで)
休館日:月曜日・年末年始(12月27日から1月3日)

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