瀬長島がなんだかカニに優しくなった

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この前瀬長島に行ってきたのだが、なんだか瀬長島が妙にカニに優しくなっていた。

豊見城市の空港近くにある瀬長島。以前は離発着する飛行機を撮影するマニアか、野犬しかいない寂れたスポットだったのですが2012年くらいからホテルができたり、海外の町並みのような商業施設「ウミカジテラス」がオープンしたりで急激に沖縄の観光スポットのひとつとして名があがるようになりました。

そんな瀬長島ですがいつの間にか島をぐるっと回る周回道路が一方通行になっていました。

そして、そこに気になる看板を見つけました。

カニ注意です。この看板は…!


こちらは北部のやつ

そう。この看板と同じものが沖縄県大宜味村と国頭村の境目にもあります(カニに注意してみる)。

以前の記事の説明をそのまま書きますが、沖縄に生息するオカガニ(何種類かいるらしい)は普段は海辺の林に住んでいるのですが、夏の産卵時期になると一斉に浜辺へ産卵におりてきます。オカガニは産卵を終えるとまた林に戻っていくのですが、上の写真でも分かるとおり、現在はオカガニのすみかと海が車道で分断されていることが多く、この時期はオカガニのロードキル(車に轢かれること)が絶えないのだそうです。

どうも急激な開発の影響で瀬長島のオオガニの数が減っているようで、島内道路の整備の一環としてあのカニ注意の看板が立つようになったようです。

低い位置にもカニ注意。

あっちの方にも…

カニ注意

はじめて瀬長島に来た観光客はちょっとびっくりしてしまいそうですが、結構たくさん看板がありました。というわけで本日は瀬長島がなんだかカニに優しくなった話をお届けしました。カニが産卵に下りてくるのはだいたい夜のようなので、夜間の瀬長島ではカニにご注意ください。オオガニの産卵についてはこちらで紹介していますがなかなか神秘的なんで夏の夜はカニを求めて海沿いの道を歩いてみるのもいいかもしれませんね。

ちなみに僕は門外漢なのでよくわからないのですが、カニの頻出地帯にはカニさんトンネル(歩道の下をカニ用のトンネルが通ってる)なんかが設置されてたりするのですが、今のところ瀬長島ではそういった設備が無いように見えました。カニさんの命は皆さんの運転マナーにかかってるのかもしれません。

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