2019.10.03

風景印を集める vol.02

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郵便局で押してもらえる地域独自の図案描かれた風景印。読者のアイコさんから八重山の風景印を送ってもらったので紹介したい

みなさんは風景印をご存知でしょうか? 風景印とは郵便局でもらえる記念消印の一種で、正式名称は風景入通信日付印(ふうけいいりつうしんにっぷいん)といいます。 すべての郵便局で実施しているわけではありませんが、風景印がある郵便局に行くとその地域独自のお祭りや風景を図案化したスタンプ(風景印)を押してくれます。

第一回目はこちらから。第一回では主に沖縄本島中南部の風景印を集めています。

さて、初めて風景印を集めたのは2013年。それから第二回が行われることなく6年以上経過したわけですが、なぜ今になって突然息を吹き返したのか。
それは読者のアイコ様から
「八重山に遊びに行く際に風景印を押してもらったハガキを送るので、ぜひ第二回をしてください!」
というありがたい申し出があったからです。


届いたハガキ

というわけで今回は思いっきり人の善意に乗っかって、八重山諸島の風景印を見ていきたいと思います。

風景印をもらうには63円以上の切手が貼られた台紙か封筒、もしくは63円の郵便はがきを郵便局の窓口に出し、風景印を押してほしい旨を伝えましょう。

肝心の風景印のある郵便局は日本郵便のサイトには一部しか載っていないので、興味のある方はこの連載が続くことを願ってください。

 

八重山郵便局(石垣島)

まずは八重山郵便局。八重山郵便局は八重山諸島の玄関口、石垣市にあります。

こちらが八重山郵便局で押してもらえる風景印。
描かれているのは聖紫花(せいしか)の吊り橋とセイシカの花

セイシカはツツジ科ツツジ属の常緑小高木で石垣島や西表島に分布し、川沿いの林内や林縁の岩上に生育して数も少ないので、なかなか見られない幻の花といわれています。そんなセイシカの花ですが、石垣市のバンナ公園にある聖紫花の吊り橋周辺には植栽されているので見られることができます。

 

白保郵便局(石垣島)

続いては白保郵便局。石垣島は空港の場所が白保に変わったので、帰りの飛行機までに時間があるときにもサッと訪れやすいですね。

描かれているのは八重山民謡の「赤馬節」のモデルでもある赤馬の碑と石垣島と西表島に分布する固有種サキシマツツジと灯台
セイシカも幻の花で絶滅危惧Ⅱ類ですが、サキシマツツジも同じく絶滅危惧Ⅱ類。

 

黒島郵便局

ハートの形をした黒島は県内随一の牛の畜産数が多い島。抽選で牛一頭が当たる「黒島牛まつり」もお祭りもあります。

そんな黒島の風景印はもちろん牛...ではなく民謡「黒島口説」を踊る女性とお盆の行事アンガマのウシュマイとンミー
アンガマのウシュマイとンミーとはグソーからの使者でソーロンの3日間の夜にファーマー達を連れてやってきて珍問答を繰り広げます。何を言っているのかがわからない人(DEE読者はわかりそうだけど)はこの記事を読んでください

 

与那国郵便局

第二回風景印を集めるの最後に紹介するのは、日本の最西端に位置する与那国島の与那国郵便局。
階段ではなくスロープのバリアフリー対応がいいですね。

描かれているのは世界最大の蛾であるヨナグニサンと断崖絶壁の景勝地である天蛇鼻(ティンダバナ)から見た祖納集落とナンタ浜

記念スタンプは立神岩です。

 

風景印から地域を見よう

以上、今回は読者のアイコさんから送っていただいた八重山の風景印をご紹介しました。
アイコさんありがとうございました!

こんな風に旅先から手紙が送られてくるのもすごく嬉しいですが、自分宛に風景印を押したハガキを思い出として送っても良さそうですね。

以前集めたものの、まだ紹介しきれていない風景印がたくさんDEEの事務所には眠っているので、また折を見て第三回をやりたいと思います。6年後とかにならないように頑張ります。

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