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【連載】ハブでも分かる!?遺老説伝 Vol.86 妓女と子馬-2
1740年代に琉球王国の歴史書として編纂された『球陽』の外巻である『遺老説伝(いろうせつでん)』。首里政府が各地に命を出して集めたとされるその内容を、漫画でゆるく描き下してみるという試みです。
『ハブでも分かる!?遺老説伝』とは
『遺老説伝(いろうせつでん)』は1743年から1745年にかけて琉球王国の正史として編纂された『球陽(きゅうよう)』の外巻で、各地の御嶽や行事の由来、珍しい出来事などを首里政府が各地に命令を出して集めたものとされています。
当連載『ハブでも分かる!?遺老説伝』は、"ハブでも分かる" をコンセプトに、原文(漢文)をそのまま読み解くには難解すぎる『遺老説伝』を、沖縄出身の漫画家・吉元あきこが漫画で描き下してみる、という試みです。ただ、本当にハブでも分かるかどうかはハブのみぞ知るので悪しからず。
*当連載の内容はすべて史実というわけではなく、フィクションが大いに含まれていますのでご了承ください。
第86回『妓女と子馬-2』
<前回のお話>

時に妓女は、それを止めて
「いいえ、それはいけません。この小馬は世にも稀な駿馬(しゅんめ)です。
その鳴き声をきいてごらんなさい。
叉その顔立をジーッと見なさい。
これは並の馬とは違い、これ程の逸馬を殺してしまうなんて、怖くてたまりませんよ」
と、強く言い切って、子馬を庇(かば)いましたので、少年達も殺してしまうのを諦(あきら)めました。
あくる日、上地村の儀保という人が、ひよつくりその話を聞き、飛んで走ってきてその子馬を見ると、成程普通の馬と違っています。
がしかし、身体が非常に疲れたせいでしょう、草も食べませんでした。
それで、儀保はその子馬を家につれて行き、毎日毎日御飯を食させ大事に養ないました。
子馬は、日に日に肥(ふと)り、体も大きくなってゆき、草もよく食べるようになりました。
『琉球民話集 全巻 球陽外巻遺老説伝口語訳』 P182-183より
琉球史料研究会編(1963年)








