2011.05.11

ミルサを食べたい

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これまで「アザミ」「シロノセンダングサ」「ヒカゲヘゴ」など、人がわざわざ食べないであろう食材を追い求めて来たDEEokinawa。今回食するのはミルサでございます。

ミルサとは?

私の友人であり、カレー作りの名人であるよっちゃんが言うのです。
「屋我地島の済井出で採れるミルサっていう不思議な海藻知ってる?
毛糸みたいな食感で飛鳥時代には税金として納められていた食べ物なんだって。」

食べ物なのに毛糸のような食感と言われてしまうミルサ。
なんだか不憫な気がしますが、税金として納められていたからにはそれなりに美味しいのだと予想されます。
ミルサが美味しければきっとよっちゃんはカレーの食材に使うでしょう。
そしてそのカレーが美味しければ、よっちゃんカレーは大ヒットし、DEEに売上げ資金の一部をくれるはずだ!

そこまでを2秒で考え私は返事をしたのです。
「ミルサは私が採りに行って食べてみるよ!」

いざ屋我地へ

ミルサを画像検索してみると、「もしかして: 海藻 ミル?」とgoogleさん。
で、出て来た画像はこれ。
mirusa00.jpg
これって、海でよく見る海藻のような・・・。

しかし私にはよっちゃんに恩を売る美味しいカレーを作ってもらう必要があるのです。
なので1時間半かけて、よっちゃんが示す屋我地島の済井出まで向かいました。

済井出ビーチ到着
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梅雨に入ったばかりで、しとしと雨が降り誰も泳いでいませんでした。

波打ち際では海藻が打ち上げられています。
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ミルサを探してみましょう

NOTミルサ
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NOTミルサ
mirusa04.jpg

NOTミルサ
mirusa06.jpg

モズク
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そうそう、ミルサ(ミル)を漢字で書くと海松。
ミルサのやや黒みがかった緑色を「海松色」といいミルサは色名にもなっています。

「海松色」に目を凝らして数十分。

あった!
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たぶんミルサ

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結構頑張って探しましたが、2つしか収穫できませんでした。

地元の人に聞いてみる

自然界で採れるものを頂くときに、やはり一番気になるのは
本当に探していたブツなのか?食べても大丈夫か?
ということです。

済井出ビーチの近くにいた地元の方に話を聞いてみました。
mirusa10.jpg
ミルサだねー。懐かしいねー。
食べられるよ。でも食べるの?え、本当に?

ミルサであるのは間違いないようですが、食べることに関してはものすごく微妙な反応です。
せっかくなので近くにいた人も呼んで、ミルサの味をジェスチャーで示してもらいました。

ミルサは美味しいですよね?
mirusa11.jpg
・・・なんということでしょう。

食べてみよう

先ほどの済井出ビーチにいた地元のおばさんからは「ミルサを食べるときはお味噌汁で食べていたよ」と聞いたので、お味噌汁にしてみました。

お味噌汁
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見た目は、ワカメやアーサのようでもあり違和感はありません。

しかし口に入れてみると、食感が最悪。
弾力がある毛糸を食べているような感じです。
やはり毛糸だったミルサ。

そして噛んでいると繊維が固まって最終的には安いタコの刺身のように口に残ります。
ちなみにミルサ自体には味はありません。

ミルサのお味噌汁
おすすめ度:

むー。

せっかくなのでお味噌汁以外にも万能調味料を使ってみて食べてみます。
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マヨネーズ、ポン酢、酢みそ。
たいがいのものは、この3つで美味しくなるはず。

茹でます。
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ポン酢
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冷たいポン酢に浸すと、食感の悪さもあまり気にならなくなりました。
しかしミルサはミルサ。

ミルサのポン酢和え
おすすめ度:

マヨネーズ
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サラダのようになるかと思いきや、ミルサを噛むうちにマヨネーズはなくなります。

ミルサのマヨネーズ和え
おすすめ度:

酢みそ
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一瞬ありかとも思いましたが、きっとミルサの食感に慣れて来ただけだと思います。普通に出されたら嫌です。

ミルサの酢みそ和え
おすすめ度:

まとめ

済井出のおばさんたちによると、ミルサは食糧難時代に食べていたことがあったものの、今では食べる習慣はなくなっているそうです。
たまにミルサを採っている人もいるそうですが、

美味しいからというより、懐かしさで食べているんじゃないか。
私は食べたくない。

とおっしゃっていました。
ということで、

ミルサ料理で一攫千金
そんなことミルサ!
(無理さ!)

ミルサ自体は屋我地島でなくても収穫できるので、毛糸の食感を味わいたい方はぜひお試しください。

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