2011.08.24

【入りにくい店に入ってみた】聚楽苑(じゅらくえん)

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おかげさまで好評のシリーズ【入りにくい店に入ってみた】。すごく入りにくい店構えだけどなんだか気になっちゃうあの店この店、意を決してどんどん踏み入れていこうと思います。沖縄にはディープなお店がまだまだたくさん眠っているのです。

沖縄の街を歩いていて大通りからふいっと路地裏などに入ってみると、営業しているのかいないのかも分からない、もんのすごく入りにくい雰囲気のお店に出会うことがあります。
通るたびに気になって興味はあるのに、扉を開けるのにすごく勇気がいるような。

そこにあえて挑戦していくシリーズ、名づけて【入りにくい店に入ってみた】。
まぁそのままなんですが。 

第一回:食堂 自流
第二回:カムイラーメン喫茶
第三回:平和食堂

というわけで油がのってきた第四回。今回は読者さまからタレコミのあったお店に行ってきました。
 

それは一通のメールから始まった

いつもムチャぶりしてくるお世話になっているKさんから届いた一通のメール。

「暑いですね。ところで、私の友達のSさんから、 入りにくい店があるので行ってみないか?との声がけが来ております。」

"ところで" の使い方が若干おかしいような気もしますが、入りにくい店とくればのらない手はありません。
もちろん「行きます!」と即答し、いざ当日待ち合わせ場所へ行ってみたらば。

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ヒュー

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ヒュー

・・・なんでしょう。夜ということを差し引いてなお色濃く残る、薄暗く寂れた雰囲気。
よーく目を凝らして見ると、かろうじて「聚楽苑」という店名が見てとれます。
そう、ここは西原町坂田交差点のすぐ近くにある、すき焼き専門の店 聚楽苑(じゅらくえん)さん。
一応県道29号線に面しているのですが、通り沿いには上のオリオンビールの看板しか無く、自動販売機の横の急な坂をのぼるとようやくこの建物が見えてくるのです。

待ち合わせたKさん、Kさん友人のSさん、DEEメンバー一同、ものっっっすごく躊躇しつつも勇気を振り絞っていざ建物内へ。
 

カオスなインテリア

店内へ踏み入れると、奥から朗らかな女将さんが出迎えてくれました。
ちょっとひと安心しつつも、カオスな店内のインテリアに目は釘付け。

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おばちゃんって何故かふくろう好きですよね
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カモの剥製...
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実家にありがちな、とりあえずそこらにあったもの並べてみた的なスペース
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またカモの剥製... サンゴもある
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カラーコピーしたらしきサインが貼られていたり
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自家製っぽいハブ酒があったり

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とどめには ウーパールーパー!

Sさん曰く「どうして、白い水につかった動物しかいないのかね。」
ええ、全面的に同意です。
 

沖縄で食すすきやきとは

あらかじめ用意されていた席につくや、まずは前菜が運ばれて来ました。

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くらげの酢の物ともずく豆腐。どっちも絶品。

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こちらがとても明るい女将さん。おひとりで店を切り盛りしていらっしゃいます。
聚楽苑さんは創業約43年。
ドルの時代に営業していた頃は、すき焼き1人前が約80ドルだったそうです。

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そして運ばれてきたすきやきの材料。
おおおおお肉ーーーーー!

見目麗しきバラ色のお肉の下には、白菜・えのき・まいたけ・ねぎ・豆腐・糸こんにゃく・きくらげ・うどんなど沢山の具が。
女将さんが美味しいと思った野菜をたっぷり入れてアレンジしているそう。

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女将さんがてきぱきと焼いてくれます。
私たちはビールや島酒を飲みながらウダウダして待っていればよし。なんて楽ちん!

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じゅわわ〜。
昔はお肉なんて普段は食べられなかったので、すき焼きはお正月などハレの日のごちそうだったんだそう。
沖縄の食堂にも一皿料理の「すき焼き」があることから、きっと人気のメニューだったのでしょうね。

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ぐつぐつとしばらく煮込んでできあがり!

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たまごに絡めていただきます。

真夏に食べるすき焼き。
特筆するほどの特徴は無い家庭の味ではありますが、野菜たっぷり、具沢山で美味しかったです。
卵なども新鮮なものをこだわって使っているそう。

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絶品の手作りあんだんすー
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手作りチーズケーキと黒糖アガラサー(蒸しケーキ)

ふだんは完全予約制ですき焼きを出していますが、事前に要望があれば昔ながらの琉球料理などもできるそう。
客席が広いので、午前中に会議などで利用しそのままお昼ごはんを食べていく企業などもあるんだとか。
 

ここは離島の民宿か

ふと気がつけば、なんとカラオケセットまで置いてありました。
懐かしのレーザーディスク式!

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すき焼きだけに、とおもむろに『上を向いて歩こう(SUKIYAKI SONG)』をかけるSさん。粋です。
手に持っているのはマイクではなく栓抜きですが粋です。

このあと畳にかるたを広げてみんなでかるた大会をやったりして。なんとも自由。
そう、玄関に一歩足を踏み入れたときから感じていたこの雰囲気はまさに 離島の民宿。ということで満場一致しました。

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「ウーパールーパーはね、じっとしてるだけで全然面白くないのよ。
 でもね、たまに水面にあがってきて「ボエー」と鳴くのよ。」

女将さんの迷言を聞きに、また、沖縄のすき焼きを味わいに聚楽苑さんへ行ってみてはいかがでしょうか。
聚楽苑 - 首里/すき焼き [食べログ]

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