2011.08.17

箆柄暦さんが創刊100号だそうです

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今月の沖縄を見る・聴く・遊ぶイベント情報誌でおなじみ『箆柄暦(ぴらつかこよみ)』さんが創刊100号を発行したと聞いたので話を聞いてきました。

1周年で喜んでいるDEEokinawa。
しかし沖縄には、それを大きく上回る8年4ヶ月。今回で創刊100号を迎えた情報誌があるのです。
その名も箆柄暦(ぴらつかこよみ)

編集室の萩野さんにお話を伺ってきました。

箆柄暦(ぴらつかこよみ)について

― 創刊はいつごろですか?

2003年の5月が創刊。
最初は1,000部から始めて、今は18,000部発行、県内で3,000部、県外で15,000部配布しています。
イベントを掲載している面のレイアウトは、途中で土日のイベントをたくさん掲載できるように広げたくらいで、創刊号からほとんどフォーマットは変わっていません。
意外と、基本設計が良かったのかも。

創刊号
日付ごとにイベントスケジュールがびっしり。
たしかにこの感じは今と変わらない。

箆柄暦は、音楽や映画やお祭りなど、さまざまなジャンルを網羅した沖縄のイベント情報誌。つまり沖縄版の『ぴあ』のようなものを目指して始めました。
ただ沖縄には『ぴあ』のように、大量のイベント情報を同じフォーマットに整えて凝縮した情報誌がなかったので、沖縄の人にしたら「どう使ったらいいのだろう?」という感じだったと思う。最初のうちは喜んで使ってくれるひとは県外からの移住者や観光客の方が多かった。最近は、県内の愛用者も増えている感じかな。

― 創刊時の2003年はどんな年でしたか?

創刊時の2003年は沖縄ブーム全盛だったので、沖縄よりも東京の沖縄関係のお店の方が反響が良かった。
航空券がまだ高かったので、沖縄が好きでよく来る人でも年に2回来たら多い方だった。
貴重な沖縄旅行を無駄にしたくないっていう県外の沖縄好きは、どんな情報でもいいから沖縄を求めていた気がする。
今ほどインターネットで沖縄の情報も得られなかったし、箆柄暦は喜ばれたみたい。県外の沖縄イベント情報も載ってますしね。

ちなみに、なぜ箆柄暦は情報に特化した媒体にしたのですか?

お店の情報とかもあったほうが華やかだし、載せてみたいと思ったこともあった。
ただ、その頃は1人でやっていたので、取材したりする時間が割けないし、他にそういう情報誌はたくさんあったしね。
とにかくイベント情報だけ集めるんだったら、電話やFAXで確認すれば1人でもなんとかなるかなと思って。
確かに情報は集まったけど、誰もやらないわけがわかった。めちゃくちゃ大変なのに、情報だけではなかなかお金にならないんだよね。

(ひー)

箆柄暦のサイズは、広げたらA2サイズ(A3の2倍)の紙の中に、日付ごとに情報がぎっしりと詰まっています。
小さく折り畳んで持ち運ぶこともできるし、地図を広げるようにして情報を探すこともできる。
いろんなジャンルを網羅しているので、興味のなかった情報も自然と目に入ってくる。
知らなかったジャンルのことも、箆柄暦を通していつの間にか知ってもらうことができるところが、いいところだと思ってます。

― 箆柄暦(ぴらつかこよみ)の名前の由来も教えてもらえますか。

「ぴらつか」は八重山の言葉で「怠け者」という意味。仕事もせずに三線をひいたりして遊んでいる人のこと。
でもそんな怠け者も、祭りやお祝いの席では大活躍して絶対にかかせない存在だったりします。
『箆柄暦』も遊ぶときには便利で頼りになる存在になれるようにと思ってこの名前をつけました。


これでもか!というほど情報が載っています。

― なるほど!箆柄暦という漢字は難しいですが、一度覚えると忘れないですよね。

漢字は「ぴらつか=へらの柄」という語源からつけた当て字。漢字が難しいからこそ、文字じゃなく形として覚えてもらえる側面もあるかもしれないね。
実際に「ぴらつかこよみ」って言ってもわかってもらえない人に、表紙のタイトルを見せたら「ああー!これのことか」と言われることも多いです。

沖縄を見つめていたからわかること

― イベントなどでときどきお見かけしますが、取り扱っているイベントにはどのぐらいのペースで行かれているんですか?

最近は月に多くて10回ぐらいかな。

(あれ?以外に少ない?と思ったけど3日に1回ペース。やっぱり多い)

月末は編集作業に追われているから、面白そうなイベントがあってもほとんど観に行けない。
編集が忙しい時期にある年中行事なんか、毎年行けなくて悔しい思いをしながら8年あまり経ってしまった・・・。
塩屋のウンジャミ」もまだ行ったことがないんだけど、今年も24日でしょ。行けないなー!

― それは辛いですね(笑)

情報を発信する側としては、ものすごーーくジレンマだよね(笑)
だけどまあ、自分にも行くべき時期が来れば、行く時が来るんだろうなって思ってますけどね。


― 2003年に創刊して約8年半。沖縄は変わりましたか?

沖縄に住まないほうが、沖縄を楽しめるっていう選択をする沖縄好きが増えましたよね。
さっきも話に出たけど、航空券も安くなっているし。今は毎月のように行き来している人もそんなに珍しくないもんね。
そういう人のほうが、ある面では自分たちよりずっといろんなものを見に行ったり、おいしい物食べたりしているかもしれない。
だけど、やっぱりここでほんとに暮らしてみないと分からないことってあると思う。
そこは変わってないというか、ようやくちょっと分かるようになってきたかなって気がしてます。

― 箆柄暦の今後は?

箆柄暦って、フリーペーパーの形をとっているけど、これはアウトプットの一つの形でしか無くて、核にあるのはイベント情報のデータベースなんだよね。
今後は、このデータベースの、インフラ(基盤)としての役割が、ますます重要になってくると思う。
あらゆるイベント情報を、このデータベースに集めてシェアすれば、情報を出したい側にとっても、探したい側にとっても、もっともっと役に立つ。

沖縄のイベント情報データベースを、いつもきちんとメンテナンスしておいて、みんなが必要なときに必要な形で情報を取り出せる。
そういうインフラとしての役割を、末永く続けられたらいいなと思っています。

ぴらつか音楽祭

― 創刊100号のイベントがあるそうですね。

8年4ヶ月沖縄の情報を集めて、たくさんのイベントを見てきた僕たちが
「このアーティストのこんな音楽をみんなで聴きたい!!!」
と思って考えたイベントをやります。

箆柄暦創刊100号記念
ぴらつか音楽祭『八月の沖縄』

日程:2011年8月21日(日)
場所:桜坂劇場 ホールA
時間:15:00開場 15:30開演 19:00終演予定
料金:前売3,000円 当日3,500円 ※1ドリンク別途300円
出演:ちえみジョーンズバンド/大工哲弘 with マルチーズロック/SAKISHIMA meeting(新良幸人、下地勇) with サトウユウ子
問合:箆柄暦編集室 TEL:050-3120-5754(はぎの/高橋)
同時開催:箆柄暦の表紙展(8月15〜21日、桜坂劇場さんご座キッチンで開催)

お昼すぎからやるので、日曜の午後に極上の音楽とお酒に酔うステキな時間なるはず。
出演者3組への熱い思いは萩野さんのブログ「箆柄日記」をご覧ください。

もちろん出演してほしい人は他にもたくさんいるんだけど、今回はしぼりにしぼってこの3組になりました。
この週末はビッグイベント目白押しだけど、ぴらつか音楽祭に来てくれたお客さんには、きっと満足してもらえると思います。
あ、何だったら、夜のイベントとダブルヘッダーも組めますから、とにかく見に来てください。

― ぴらつか音楽祭楽しみです!

お待ちしてます!

箆柄暦101号の表紙

少し気が早いですが、9月の101号の表紙も見せてもらいました。

まさかのDEE!
これが本当か噓か、101号の発行をお待ちください。

箆柄暦は県内各地の公共ホール、カフェ、書店、ライブカフェ、ゆいレール各駅
県外では沖縄料理店、旅行社、わしたショップなどで手に入れることができます。
またネット版「箆柄暦」では紙面では紹介しきれない多くの情報もチェックできます。

以上、現場からでした。

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