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旧三越ビルよ、さらば
3月23日で「国際通り のれん街」が閉店した。かつて沖縄三越だったビルも取り壊しらしい。三越閉店からの遷移をまとめておこうと思う。
3月23日、国際通りにあった「国際通り のれん街」が閉店しました。新聞記事によれば建物や用地は第一交通産業グループが取得、建物は取り壊され再開発が進められるそうです。
国際通り のれん街の建物はかつては百貨店の沖縄三越だったことを覚えている方はまだ沢山いらっしゃると思いますが、10年前のことなのでひょっとしたら知らない人もいるかもしれません。三越の閉店あたりから色々変遷があった旧三越ビルの今までをまとめて記録に残しておこうと思います。
沖縄三越時代(1957年~2014年9月21日)
後ろの那覇タワーもすでに解体されています。
もともとのれん街の建物は百貨店「沖縄三越」でした。もともとあった大越百貨店(1957年創業)という百貨店と三越が業務提携を行った結果「沖縄三越」が生まれたらしいです。
多くの県民に愛された沖縄三越でしたが、経営悪化のために2014年9月21日で閉店。惜しまれながら57年の歴史に幕を下ろしました(さようなら沖縄三越)。
HAPINAHA(2015年3月12日~2017年6月30日)
閉店した三越ビルをリウボウ商事が「HAPiNAHA(ハピナハ)」として新装開店。
1階がポケモンストアだったり、3-6階はよしもと沖縄花月とおもろおばけ屋敷(芸人さんがおばけ役をやっていた)という沖縄吉本の施設が入っていました。
もともと地権者との賃貸期限が2017年6月30日までだったということで、期間限定だったようです(今日でさようならHAPiNAHA(ハピナハ))。
琉球王国市場(2018年12月1日~2019年9月7日)
次にオープンしたのは「琉球王国市場」。
食を中心とした40テナントくらいが集まった総合施設だったのですが、
めちゃくちゃインバウンドを意識した感じになっていた印象でした。
最初の方に行ったのですが、テナントも歯抜けで結構閑散とした印象があったんですがテナントの貸出業を担っていた会社が倒産。あまりぱっとしないまま琉球王国市場自体が閉店してしまいました。
国際通りのれん街(2020年2月1日~2025年3月23日)
琉球王国市場の跡にオープンしたのが「国際通りのれん街」。
一度ラーメンを食べに行ったことくらいしかないのですが、めちゃめちゃ飲み屋を集めた感じの施設でした。
テナントのまとまりは「那覇市場」だったり、「竜宮通り社交街」だったりと沖縄っぽい感じだったんですが、お店はどんな感じだったんでしょうか。一回くらいは飲みに行けばよかったな、と思いました。
そして今(2025年4月2日)
国際通りのれん街の閉店からすでに工事が入っていて、解体作業が進んでいそうな勢いです。かつての国際通りのランドマークだった沖縄三越ビル。今のうちにしっかりと目に焼き付けておきましょう。
個人的に再開発はしょうがないとは思うんですが、三越ビルにずっとあったデカい石敢當をどこかに残しておいて欲しいなと思います。