2021.03.17

【沖縄老舗ホテル紀行】其の壱 - 沖縄ホテル

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沖縄観光をずっと支えてきた老舗のホテル。綺麗な新しいホテルもいいが、老舗ホテルならではの佇まいや趣もワクワクするのだ。

古き良きもの

老舗のホテルをめぐる連載をしたいね、という声は編集部の中でずっとありました。
いつから使われているのかわからない色褪せたカーペットや、崩れそうな石壁、いろんな人が触ってピカピカに光っている木の手すり。
長い間使われているからこその佇まいや趣にキュンとしてしまうようになったのはいつからでしょうか。
でも子供がまだ小さいから家を空けにくいとか、取材依頼を出すのがめんどくさい(お?)とか、いろいろあって後回しにしていたんです。

でもそんなときにコロナです。
沖縄は観光立県なので大小関わらず、観光に携わる多くの宿やお店やサービスが大打撃を受けています。

そして2021年3月、沖縄の観光ホテル第1号である「沖縄ホテル」のHPに完全休業のお知らせが発表されました。

さてこの度、2021年4月2日のチェックアウトを持ちまして、当面の期間、休館することになりましたので、皆様にご報告を申し上げます。

昨年発生した、新型コロナウィルス感染症の拡大に伴い社員一丸となって、様々な取り組みにチャレンジして参りましたが、外部環境は回復することなく、コロナ以前の売上と比べて85%近く減少しました。
今後も新型コロナウィルス感染症の影響が続き、現状と同様の営業方法を続けると会社の存続ができなくなると判断しました。

結果、当館といたしましては、新型コロナウィルス感染症が収束するまでの間は完全に(宿泊・会議・食事・大浴場)休業することを決定しました。
休館中は社員の成長を促すため、雇用を維持し出向制度を利用する計画です。そのためお客様への応対が制限されるため、大変ご迷惑をおかけ致しますが、何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
営業再開の目処がつきましたら、改めてご報告させていただきます。

沖縄ホテル公式HPより

休館なので閉館ではないのです。
でも、じゃあまた営業を再開してからね、って思うには、わたしたちは多くのものをこの1年で失ってしまったのです。「やれるときにすぐやる」。
それがコロナから学んだことなら、すぐやろうということで取材を申し込み(快諾いただきました!)、沖縄ホテルにチェックインしてきました。

じっくり沖縄ホテル

沖縄ホテルのことはすでに「沖縄の観光ホテル第一号『沖縄ホテル』を訪ねて」という記事にあるんですが、【沖縄老舗ホテル紀行】では客室をとって一般のお客様目線でレポートしますよ。

特徴的な門構。
この門をくぐると、日常からだけでなく流れている時間からも切り離される気がします。


創業ホテルの焼け跡から運び出した琉球石灰岩。よく見ると弾痕もあります

沖縄ホテルが創業したのは昭和16年。
もともとは波の上にありましたが戦争によって建物が消失し、現在の場所である那覇市大道に場所を移したのが昭和26年。今から70年前です。

門のすぐ横にある大きなガジュマルは何年ぐらいここにいるのでしょうか。

若者たちが徒歩で出掛けていきます。
沖縄の観光はレンタカーが中心ですが、ここは那覇の中心部にあるのでバスやゆいレールも使いやすいし、もしかしたら歩いて国際通りとかをうろうろするのかもしれません。

敷地内にあるレンガ造りの建物は昭和初期に建てられたもの。
移設した当初はここがホテルとして使われて、画家の山下清さんや版画家の棟方志功さんなど多くの芸術家が滞在されたそう。

 

チェックインします

では中に入ります。

波の上での創業開始から今年で80周年。

チェックインをして鍵をもらいました。

ザ・ホテルキー

広い和室です。いつもこどもたちとぎゅうぎゅうで暮らしているので、広すぎて心許ないぐらいです。

 
室内ユニットバス
ベランダへの扉
ガジュマルの目の前の部屋でした

無料wi-fi完備で仕事もできます。
日帰りプランもあるので在宅勤務に飽きたらホテルで仕事もいいですね。

 

館内ウロウロ

部屋から出て館内をウロウロしてみましょう。

廊下。この殺風景な感じがいいですね。
階段
並べられた椅子がかわいい
沖縄の新聞とか雑誌とか
階段
ステンドグラス
玄関上のシャンデリア
創業者の名前がついたロイヤルホール宮里
昭和35年建設の旅館棟は3階建て
昭和45年建設のホテル棟は6階建て

旅館棟とホテル棟の連結部分(1F)。

ホテルのブログには熱帯魚が寄ってくるとありましたが、全然寄ってきませんでした。

お腹が減ったので自動販売機でポーク玉子おにぎりを買おうかと思いましたが、現在は販売をされていないそう。残念。

しょうがないので金ちゃんヌードルとさんぴん茶を買いました。

コインランドリーがめっちゃきれいでした。

 

オリジナルもグッズあります

オリジナルグッズがいくつかあったので紹介したいと思います。

泡盛。25度で古酒だそうです。お土産にいいですね。

Tシャツ付き宿泊プランもある、オリジナルTシャツ。

キッズサイズもありますが、渋い。

 

大浴場

最後はひとっ風呂。

素朴な棚かわいい

気持ちよさそうです。
大浴場は宿泊客以外でも700円で利用可能だそうです。
しかもスタンプカードで10回目は無料になるとか。

お風呂の前にはビールの販売機。これこれー。
栄町もすぐそこなので、そのまま飲みに行くのもいいですね。

 

休館まであと少し

ということで休館が目前に迫る沖縄ホテルからお伝えしました。
2021年4月2日のチェックアウトで当面休館ということですが、3月中はデイユースから宿泊まで利用できるので、気になる方はぜひ行ってみてください。
そしていつになるかは誰にもわかりませんが、新型コロナウィルス感染症が収束して営業が再開されるそのときには大盛り上がりでみんなで利用したいですね。
「再開するときはまた取材に来てもらえるように面白いことを考えておきます!」とのことでした。
楽しみですね。

創業80年、観光ホテル第1号の沖縄ホテルはコロナに負けない!
再開するその日を心待ちにしています!

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