2017.02.24

沖縄菓子でネクストバーガーを考える

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塩せんべいの形状はハンバーガーのバンズに似ている。今ここに沖縄ならではのネクストバーガーが誕生するのか、しないのか。

きっかけは塩せんべい

みなさんはハンバーガーお好きですか?
私は好きです。マイ・ベスト・バーガーはJefのゴーヤーバーガーです。

ある日、おやつに塩せんべいを食べていてふと思ったのです。

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この形状。あれに似ている。

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過去記事『家でもA&Wのバーガーは再現できるのか』より

そう、ハンバーガーのバンズです。
塩せんべいをバンズがわりにして、沖縄ならではの新しいハンバーガーが作れるのではないか。誰でもそう思いますよね。でも実際やろうとはあんまり思わないですよね。じゃあ、やっちゃいましょう。

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バンズに挟む具はスタンダードにパティ、レタス、トマトの三種です。このネタをしたいがために前日の夕飯がハンバーグだったということは家族には内緒にしておこうと思います。

パティを焼いて
トマトをスライスしておきましょう

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バンズ代わりの塩せんべいの上に、まずはマヨネーズ。

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レタス、

そしてトマト、

どーんとパティをのっけたら、

ケチャップをたらりとのせて、

さらに塩せんべいで挟むと、

塩せんべいバーガーの完成です。
どちらかというと朝マックのソーセージマフィンみたいですが、そこは気にしない。
 

いざ実食

塩せんべいが湿気らないうちに早速食べてみることにしましょう。


どうも、育児疲れです


あ、美味しい。これ美味しいわ。

塩せんべいに厚みがあるので食べにくさはありますが、サクッとした食感と適度な塩気。
そこに具がマッチしていて普通に美味しいです。粒マスタードとか塗ってもさらに美味しいかもしれない。いやこれ、全然アリなやつだわ。

塩せんべいといえばチョコクリームをつけて《甘×塩》のエンドレスループで食べるのが沖縄では昔ながらの定番ですが、これからはあえてのがっつり系、食事として楽しむ塩せんべいというのがあってもいいのではないか。そう思えるぐらいの出来栄えでした。朝食に、おやつに、手軽でおすすめです。
 

じゃあ亀の甲せんべいはどうなのか

で、ここで終わるのもどうかと思うので、沖縄の他のお菓子でも試してみたいと思います。

burger04.jpg
こちらも沖縄の定番菓子、亀の甲せんべい

その名のとおり亀の甲羅を模した、あるいは溶岩のようなゴツゴツとした表面ですが、形状としてはこれもバーガーバンズに遠からず。


窪みに具がシンデレラ・フィット

塩せんべい同様、具を順に挟んでいきます。

これはシュークリームか、あるいはマリオに出て来る敵キャラノコノコか、はたまた八重山の天然記念物セマルハコガメか。
おわん型をしたせんべいのため、独特な形状のバーガーが完成しました。


食べにくさよ

これも塩せんべいを上回るほどの食べにくさが課題となりますが、味としてはこちらもアリ。
せんべい自体は塩気のきいた素朴な味わいなので、中の具ともマッチ。ただ塩せんべいよりも堅いのでハンバーガーとしての一体感は塩せんべいに旗が上がります。あと、下手すると上口蓋をやられるのでご注意を。
 

タンナファークルーではどうなのか

いやいやまだ終われませんよね。最後に用意したのはこれ。

burger03.jpg
黒糖菓子、タンナファークルー

タンナファークルーをご存じ無い方は、和菓子のまんじゅうの皮を想像してもらえるとだいたい近いかと思います。もちっとしつつもホロッとした不思議な食感の素朴で甘いお菓子です。バンズとしての形状はもちろん合格ライン。

これまで同様、具をのせて挟みます。


あらかわいい

お菓子のマカロンみたいなのが出来上がりました。
サイズもこれまでと比べてひと回り小さくかわいいかんじ。
《甘×塩》の組み合わせなので、バンズにメープルシロップが入ったマックグリドルみたいな感じでいけると思うんです。あの味はありえない!と言う人もいますが私はわりと好きなんです。


いっただっきまー・・


!!

今、マックグリドルに全力で謝りたい気持ち。
 

目覚めよ、うちなー菓子のポテンシャル

というわけで、タンナファークルーは全力で無しでした。タンナファークルーのむにゃっとした食感と中の具が合わないうえに、咀嚼しているうちに味覚と脳が混乱してきます。うん、やっぱりタンナファークルーは牛乳を飲みながらそのまま食べるに限る。


具と別々にして食べました

今回、唯一タンナファークルーは絶望的に合わなかったですが、塩せんべいと亀の甲せんべいは普通におすすめできる美味しさでした。塩がきいた素朴な味わいはそのままバリバリ食べても美味しいうえに、他の食材ともこんなに仲良くできるというポテンシャルの高さにあらためて惚れ込みました。

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それではみなさま、よいランチタイムを!

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