2022.06.22

すーじぐゎーを歩く vol.1 首里当蔵のすーじぐゎー

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すーじぐゎーが好きだ。建物と建物のあいだに人ひとりがやっと通れそうな細い道が続いているのを見つけると、思わず迷い込みたくなってしまう。今回は那覇市景観賞に選定されたことのある、首里当蔵のすーじぐゎーを歩いてみたい。

すーじぐゎーが好きだ。
建物と建物のあいだに人ひとりがやっと通れそうな細い道が続いているのを見つけると、思わず迷い込みたくなってしまう。

これまでにDEEokinawaでは『通りを歩く』シリーズをお届けしてまいりましたが、こんどはすーじぐゎー。より細い路地へと迷い込んでみたいと思います。

『通り』を歩く vol.1 うるま市石川社交街
『通り』を歩く vol.2 オリオン通り
『通り』を歩く vol.3 太平通り商店街
『通り』を歩く vol.4 すずらん通り

首里城のふもとにあるすーじぐゎー

第一回は那覇市首里当蔵にあるすーじぐゎー。
首里城のふもと、沖縄県立芸術大学首里当蔵キャンパスのすぐ近くにあります。


奥に見えているのが首里城公園

このすーじぐゎーはかれこれ15年以上前から何度か足を運んでいる場所なのですが、記事ではまだ紹介したことがありませんでした。県外から遊びに来た友人を案内するととても喜ばれる、沖縄らしい風景に出会える場所。2004年に那覇市都市景観賞を受賞しています。

そんな首里当蔵のすーじぐゎーの入り口はここ。
存在を知らなければ絶対に通り過ぎてしまう、特に看板や目印なども無いさり気なすぎるすーじぐゎーです。実は今回もいちど通り過ぎてしまいました。

正面から見るとこんなかんじ。奥に向かってそこそこ勾配のある上り坂になっています。足元に描かれた小さな横断歩道が可愛らしい。

すーじぐゎー沿いの壁には、観葉植物やちょっとしたアートのようなものまで飾られています。このすーじぐゎーを楽しんでもらおうという近隣の方の心遣いがとても嬉しいです。


こんな親切な注意書きまで

それではすーじぐゎーを奥に向かって進んでいきましょう。

壁の近さがたまらない

道幅はおおよそ1メートルほどでしょうか。左右を民家の壁や植栽に挟まれた細い道です。静かな中にもちょっとした生活音が聞こえてくるのがまた素敵です。

民家の軒先からにょきっと立派なパパイヤが顔をのぞかせているのも沖縄らしい風景。

味わい深い、昔ながらのセメント瓦の住宅。

足元を見ると、道に沿って黄色や白のラインが引かれています。敷地境界線的なものでしょうか?

街灯に付けられた住所表示には当蔵町自治会の文字が。

こちらも沖縄らしい水色のペンキで塗られた木造住宅。なぜか沖縄の古い住宅は、こういったパステルカラーの水色やピンクのペンキで塗られたものが多いです。

ともすれば道を侵食してしまいそうな勢いの植栽ですが、日頃からしっかりと剪定・管理されていることが分かります。

足元にかわいらしいお魚アートを発見。

くねくねと迷路みたいになっていてわくわくしてしまいます。

途中、休憩用のベンチが置かれている場所がありました。ちょうど木陰になっており休憩にはもってこい。

頭上に伸びた植栽がアーチ状に木陰を作ってトンネルのようになっている場所も。

道に落ちる植物の影もまたアートのようです。

最後は芸大の図書館の建物すぐ隣から元の道路に出ました。

次はどこのすーじぐゎーで迷おうか

ゆっくりと散策しても15分ほど。首里城を訪れる際、ちょっと立ち寄るのにもおすすめの沖縄らしい風景に出会えるすーじぐゎーです。
入口(出口)は下記の地図で赤いピンを立てたあたり。

なお地元の方々の生活の場でもあるので、大声で騒いだり敷地内に立ち入ったりしないよう配慮を忘れずに。
それでは、次のすーじぐゎーでお会いしましょう。

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