2016.01.22

【入りにくい店に入ってみた】琉球薬草本舗

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好評のシリーズ【入りにくい店に入ってみた】。すごく入りにくい店構えだけどなんだか気になっちゃうあの店この店、意を決してどんどん踏み入れていこうと思います。沖縄にはディープなお店がまだまだたくさん眠っているのです。

沖縄の街を歩いていて大通りからふらっと路地裏などに入ってみると、営業しているのかいないのかも分からない、ものすごく入りにくい雰囲気のお店に出会うことがあります。
通るたびに気になって興味はあるのに、扉を開けるのにすごく勇気がいるような。

そこにあえて挑戦していくシリーズ、名づけて【入りにくい店に入ってみた】。
閉店してしまったお店も増えてきたので、この記事がみなさまの思い出になれば幸いです。

第1回:食堂 自流(閉店しました)
第2回:カムイラーメン喫茶(閉店しました)
第3回:平和食堂
第4回:聚楽苑(じゅらくえん)
第5回:マカビペット店
第6回:お食事の店 ホームラン
第7回:すきやき&おでんハウス 笑
第8回:USレストラン
第9回:宮古島の丼喫茶
第10回:お食事処 栄(閉店しました)
第11回:マイハウス
第12回:司屋
第13回:三星レストラン(閉店しました)
第14回:みえばし
第15回:喫茶スワン
第16回:小料理キヨちゃん ぱんぷきん(閉店しました)
第17回:金の椅子
第18回:垣花食堂

というわけで、本日は西原町の西原町役場すぐ近くにある『琉球薬草本舗』にやってきました。
 

食事処?温泉?

yakusou01.jpg

コンクリート造りの2階建ての建物。
「琉球薬草本舗」と書かれた白い看板をよく見てみると両端に温泉マーク。赤いひさし部分には「薬草風呂」の文字も見えます。
いったい何屋さんなのでしょうか...?近づいてみます。

ガラスには「お食事処」「ランチタイム」の文字と営業時間が見えます。
どうやら食事ができるようなので、入ってみることにしましょう。

ここは... 中国?台湾?香港?

たくさんの赤いランタンが天井からぶら下がり、イスやテーブルなどの調度品や壁にかかった小物類なども中華圏っぽいものが多数。奥から出てきたおねえさんに「食事できますか?」と聞くと「はいはい、どうぞ〜」と案内され畳敷きの座敷席に。

ランチメニューはこんなかんじ。いちばん上にイラブー汁 2,200円がありますが、イラブーがこの店の名物なのでしょうか。それ以外は普通というかなかなか良心的なお値段の定食が並びます。
その他、壁にもメニューが貼りだされていたのですが、白身魚定食・とんかつ定食・足てびち汁定食・ボロボロジューシーなどもありました。ここはイラブー汁を注文するべきでしたが、ひるんだ私はみそ汁定食を注文。普通か。

ポットで出してくれるのが嬉しい暖かいお茶。緑茶のような色ですが、一口飲んでみると少しクセのある味が。芋のようなほっくりとした風味もします。お店の方に聞いてみると薬草茶だそうで、風邪をひいた時に濃く煮出して3杯ほど飲んだら身体がぽかぽかしてきて汗もたくさん出てきてすぐに治ったそうです。
 

まさかのタツノオトシゴ

みそ汁定食を待っている間に店内を探索。

営業時間は9時〜17時まで。定休日は毎週月曜日。
レジの後ろには有機JAS認定証などが飾ってあります。

きんかん果実、のどあめ、ガラス細工、茶器、半額セール中のミニびょうぶ。
秩序があるのか無いのかわからないような品々が並んでいます。

きくらげ、ヨネマース、手作りクース
こんぶあります(北海道産)
茶器セット、三板、演歌歌手のCD
ワンチャモ茶(?)、ハス茶
ボディパウダー(タイ産?)、コールドスプレー
イラブーはとぐろ、棒、粉末から選べるバリエーションの豊富さ
渡嘉敷親雲上通寛の食医学の本
「ちょっと本屋には無い本です!」とのこと

なんだかよく分からないものが混沌と棚に並んで売られています。
『御膳本草』はちょっと気になりました。

そして、まさかのたつのおとしご。

値頃感がまったく分かりませんが、”持っていると縁起がいいと言われています” だそうです。ちょっと欲しいですが、家の中のどこに置いておくのが正解なのか分からないので見るだけにしましょう。

イラブー、ハマボウフウ、アロエ酒、延命草などいろいろと自家製で漬け込んでいるようです。
 

脅威の具だくさん味噌汁

そうこうしているうちにみそ汁定食が運ばれてきました。

大きなお椀にできたてアツアツのお味噌汁。ごはんは赤米。小鉢が3つにデザートのりんごまでついてます。
これで580円は安い!

梅しそ和え?酸っぱくて美味しい
ネバネバがすごいアロエ


味噌汁に入っているたまごの半熟具合が私的にパーフェクト

ものすごく野菜たっぷり具だくさんだったので数えてみると、ネギ・わかめ・ほうれん草・白菜・たまねぎ・大根・豚肉・豆腐・たまごの合計9種類もの具が入っていました。今日一日に必要な栄養はこの一食で摂れたんじゃないかと思います。

+100円で食後にキンカンジュースも頼んでみました。
きんかんの爽やかな風味のする、とろりとした甘さ控えめの美味しいジュースでした。
 

そして薬草風呂の謎に迫る

レジで会計を済ませていると、食事処とは反対側の奥まったところに怪しげなドアが。

薬草風呂について訪ねてみると、なんとこの奥が浴場になっていて薬草風呂なるものがあるそう。この時は利用中の方がいて残念ながら中を見ることができませんでしたが、最初の3時間以内、男性1,100円、女性1,200円で利用でき、その後30分ごとに延長料金300円が必要だそう。

薬草風呂には入り方があり、サウナや岩盤浴のように何分か入って何分か休憩というのを何度も繰り返すことで効果があるんだそう(利用するときに詳しく教えていただけるそうです)。


裏側に回ると煙突がありボイラーが熱された特有の匂いが

この日はあまりゆっくりする時間が無かったので利用しませんでしたが、次回、たっぷり3時間コースで利用してみたいと思います。

日曜日から週明けにかけて西日本に大寒波がやってくるようで、もしかしたら沖縄に雪が降るかも!?とここ数日話題になっていますが、そんな寒い日は琉球薬草本舗の薬草風呂へ温まりに行ってみるのもいいかもしれませんね。

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